鳥の鳴き声と森が
1つになる場所
Concept
森、植物に触れる
体験を提供します。
金沢市二俣町は金沢大学からさらに西へ進んだ山間の地区。古くから加賀藩前田 家に献上してきた二俣和紙の産地として知られ、その歴史は1300年以上と言われ金沢を代表する伝統工芸品にも認定されています。
二俣町では豊かな自然が残り虫の音や川を流れる水のせせらぎなどゆっくりとした時間が流れその自然の豊かさは訪れる人に故郷の原風景を感じさせます。
私たちはこの二俣和紙の里で「森」や「植物」などの自然と触れ合い自然の面白さを大人が再発見できるような体験を提供したいと考え「せせらぎの音流れる二俣町の古民家」プロジェクトをスタートしました。
せせらぎの音流れる
二俣町の古民家プロジェクトで
できること
植林や伐採を通しての森の再生の体験をはじめ、炭づくり体験、木の香り作り、収穫物の販売、森遊び、春夏の自然の中での茶会、林道散策、山菜採り、耕作放棄地を利用したはざ干しという特殊な製法での米栽培など受け皿である自然と季節を通して体験し学びます。
森の再生、
植林と伐採、炭作り
日本の天然の森の大部分はここ50年ほどで急速に失われたそうです。植林はもちろん、伐採による間引きでは光が森に注がれます。こうして森が育つと保水力が蘇り生物の多様性につながるそうです。また森に住む生物だけではなく炭作りを行うことで私たちは人の暮らしの豊かさとは何かをもういちど森から学べるよう、場をつなげます。
森の茶会と森遊び
金澤は茶の湯の文化が今も盛んな土地です。茶室には季節ごとに掛け軸や華が生けられ芸術が折り重なる空間がそこにはあります。お茶の文化を通しておもてなしの精神や侘び寂びといった日本人特有の風情を味わうことも楽しいものです。私たちは森の茶会を開き道具や作法にもとらわれず野点を体験していただくことで、飾らない自然、生き物の鼓動、新しい発見を楽しんでいただけると考えています。
はざ干し
はざ干しは、刈り取った稲の束(たば)を「はざ木」という棚にかけ、天日干しする伝統的な乾燥技術で、能登の秋を象徴する光景のひとつです。「はざ」は漢字で「稲架」と表記し、地方によっては稲木(いなぎ)、稲掛(いねかけ)、稲機(いなばた)とも呼ばれます。天日でゆっくりと乾燥させることで、米の食味が増します。
Gallery
二俣町は町中を通り抜けるように清らかな水が流れ、そのせせらぎが美しく聞こえます。この二俣町の古民家と、豊かな木々の山々、豊かな自然を十分に感じられる場所です。